第15回文字として読める最小サイズは?
Adobe Illustrator、Photoshopを使った操作となります。
ついに、第15回まできたのね!
すごいね〜
なんだか感動ですね!
みんな、よくここまでがんばったね。
ところでプリタン。
名刺を作りたいんだけど、文字として読める最小サイズってどれくらい?
文字の大きさは、6pt以上を推奨しているよ。
ptって、どんな単位?
pt=ポイントのことだよ。
1ptは0.35mmしかないから、とっても小さいよ。
文字の大きさの参考だよ。
1マスは1cmになっているから、3ptでもかなり小さいのがわかるね。
K100%
キングプリンターズでは6pt以上を推奨しています。
小さすぎると、読めないってことね。
そうだね。正確には5pt以下だと、フォントによっては文字がつぶれちゃって
読みづらくなる場合があるよ。
つぶれる?文字が?
オフセット印刷は、網点で表現しているので、
小さい文字や細い線は、うまく表現できないんだよ。
網点で表現?どういう意味?
へ〜
オフセット印刷って、点の集まりだったのね。
点の間隔が少しずつ空いているから、小さな文字や薄くて細い線は
うまく表現できないんだよ。
色々とめんどくさい決まりがあるのね。
だから線も同様で、線幅が細いときれいに出力されないんだ。
キングプリンターズでは、0.25pt以上を推奨しているよ。
ヘアラインというのは、「塗り」の状態で作成された線のことをいうよ。
ヘアラインは、パソコンのモニター、ご家庭のプリンターでは表示されているけど
オフセット印刷では、うまく印刷されないよ。
オッケー!
キングプリンターズよりお願い
小さな文字、薄く細い線、ヘアライン設定はデータチェック対象外となります。
ご注文時は十分注意してください。
初心者向けの印刷データ作成ガイド「完全データへの道」が便利な冊子になりました。多くの方に読んでいただけるよう、イラストや会話で構成していますが、その内容は、プロのDTPスタッフ監修のもと作成しておりますので、印刷会社のエッセンスを加えた、たいへん実用的なものになっています。ぜひ、お手元に一冊置いてご活用ください。
項目別ガイド
- 第1回:文字のアウトライン
- 第2回:塗りたし
- 第3回:リンク画像
- 第4回:画像の埋め込み
- 第5回:文字を収める範囲
- 第6回:画像解像度
- 第7回:刷色について
- 第8回:拡張子について
- 第9回:折り幅について
- 第10回:トンボについて
- 第11回:CMYKとRGB
- 第12回:サイズについて
- 第13回:天地について
- 第14回:K100の秘密
- 第15回:文字の最小サイズ
- 第16回:ガイドについて
- 第17回:圧縮について
- 第18回:解凍について
- 第19回:特色について
- 第20回:ファイル名について
- 第21回:裏移りについて
- 第22回:ラスタライズについて
- 第23回:ロック、隠すについて
- 第24回:孤立点について
- 第25回:グレースケール変換
- 第26回:フォトショップでガイド
- 第27回:続フォトショップでガイド
- 第28回:サンプル画像について
- 第29回:オーバープリント
- 第30回:フォトショップの保存形式