GW・こどもの日
母の日・父の日販促用デザインテンプレート

需要が高まる商材を「まとめて」販売

替えが必要な商品、いくつあっても困らない商品、必ず使い切る消耗品、消費期限が無い（または長い）商品。これらの商品は、その需要が高まる時期に「まとめ買い」を促したり「セット販売」をすると販売数が飛躍的に伸びることがあります。

たとえば、旅行が増える大型連休前には着替え用の下着を、蚊や害虫が増える夏には殺虫剤や虫よけスプレーを、汗ばむ季節や行楽シーズンにはハンドタオルをまとめて販売するといった方法です。普段は単品で購入している商品であっても、需要の高まりが後押しすることで「そのうち必要になるから」「お得な今のうちに買っておこう」という考えが働いてついつい買ってしまう…みなさんもそんな経験が一度や二度はあるかと思います。

｢お得な◯枚セット」「◯個ご購入いただくと◯個サービス」「◯個よりどり◯◯円」「今なら◯個目が無料」など、直営店であれば店頭のポップを、ネット通販であれば広告バナーを追加するだけで比較的かんたんに実施できるという手軽さも◎。

種類が多い商品は「選び方」を明確に

多彩なラインナップや商品の品揃えが多いことは他社と差別化できる大きなメリットになり得ます。しかし、お客様がその中から自分に合う商品を選ぼうと思ったときに、その特徴や違いが明確に示されていなければ「何を選んでよいかわからない」という結果を招いてしまい、豊富な品ぞろえが裏目に出てしまう恐れがあります。そうならないように、商品の種類が多ければ多いほど「選び方」をわかりやすく明記して、自分に合った商品を見つけるための手助けをしてあげることが必要です。

たとえば、色や香りが何種類もある化粧品は「試供品をすべて用意する」、味の微妙な違いが伝わりにくいワインや日本酒は「定期的に試飲会を開く」、スペックや機能が多すぎる電化製品などは「各商品の比較表を作成する」など、商品によってさまざまな方法があります。商品ごとに言葉で解説を加えるだけでもよいのですが、「五感」を使って伝える方がより早く正確に伝わるため、購入を即決していただける可能性が高くなるでしょう。

商品の新たな「使い道」を見つけよう

多くの商品はパッケージや説明書に使用方法や主な特徴が必ず記載されています。しかし、そこに書かれている以外にも「意外な効果」や「便利な使い方」が見つかったなら、それらをWebサイトや店頭で紹介してみましょう。

食品を小分けして保存するために作られた透明の袋や容器「ジップロックは、「小分けしやすい」「密封できる」「中身が見える」「大きさや形が選べる」といった特徴がひとり歩きした代表的な商品のひとつです。

本来の使い方以外に、汗で濡れた運動後のTシャツや靴下を入れたり、旅行に携帯する小物類を分けて入れたり、見せる収納としてお部屋で使ってみたり、雨に日に濡れてはいけないものを入れておいたり、テント泊登山の行動食にナッツやドライフルーツを入れて持ち歩いたりするなど、アイデアの数だけ使い方が広がっています。そして世界中の人々に愛用され続けた結果、ついにはジップロックのさまざまな使い方を紹介する本まで出版されたというからほんとうに驚きです。

皆様が取り扱っている商品の中にも、新たな使い道を発見するだけで販売数が飛躍的に伸びる「お宝商品」が埋もれているかもしれません。まずは商品の「特徴」だけにフォーカスして、先入観を持たずにいろいろな使い方を試してみるとよいでしょう。そして見つかったら必ず「伝える」こと！