3.写真やイラストにメタリック効果を追加します
3.1.画像や文字にSilver, Metallic, Goldを追加する方法
1 メタリック/ゴールド印刷用テンプレートのページで、デザインに使いたい色とサイズのテンプレートをダウンロードしてください。
(テンプレートには、必要なメタリックカラーの見本が含まれています。)
2 パスで形成されたオブジェクト(ベクターオブジェクト)や図形を使用(作成)するか、シルバー、メタリック、ゴールドの塗りを適用するテキストを選択します。

3 シルバーやメタリックで印刷したい場合は、オブジェクトをシルバーレイヤー内に、ゴールドで印刷したい場合は、オブジェクトをゴールドレイヤー内に作成してください。
オブジェクトを選択してから、レイヤーの■をスライドさせることでレイヤー間の移動が可能です。
注意
レイヤー名やスウォッチ名は変更せずご使用ください。
大文字を小文字に、小文字を大文字に変更した場合は正しく印刷されない仕様になっています。
(例: CMYK, Silver, Gold)

3.2 写真にメタリック効果を追加します(イラストレーター)
まずはサンプル請求していただくのがオススメです!!
メタリックの仕上がりってデータでは中々判断しにくいですよね?
まずは弊社のメタリックサンプルをご請求ください!実際に見ていただくと仕上がりがご想像いただけると思います。
この作成ガイドと合わせて、データ作成にお役立て下さい。
「メタリック印刷(シルバー/ゴールド)」は基本セットに含まれておりませんので、ご入用の方は無料サンプルセットのご請求ページの「メタリック印刷(シルバー/ゴールド)」の「必要」にチェックを入れてください。

<データ作成の前に>
メタリック印刷では、イラストレーターで作成されたデータを入稿していただく方法をオススメしています。また、ガイド通りに作成されたPDFの入稿データもお受けしております。
制作したい特色やサイズのテンプレートをダウンロードしてください。
テンプレートを開くと、「スウォッチ」パネルでシルバーもしくはゴールドのスウォッチが表示されています。
「スウォッチ」パレット

「カラー」パレット(特色の%(濃度)を変更できます)

表示されてない場合はウィンドウから選択し表示して下さい。
上部メニューバーの「ウィンドウ」から表示させることができます。

<オリジナルメタリックカラー データ作成方法〜文字編〜>
1 メタリックにしたい箇所の、文字オブジェクトをコピーし、上部にペーストします。

2
上部にペーストした文字オブジェクトを選択したまま、スウォッチ内のSilverで着色します。
カラーパレットで濃度を100%→80%に下げて下さい。
※「%」を下げることで、一番明るい光沢感が出ます。そのためキングプリンターズでは80%推奨しております。

3
Silverの文字を選択し、上のメニューバーの「ウィンドウ」から透明パレットを出します。
Silverに着色した文字を選択し、「通常」→「乗算」に変更して下さい。

CMYKカラーとSilverが掛け合わさりメタリック色が完成しました!
<オリジナルメタリックカラー データ作成方法〜画像編〜>
※ここではイラストレーター上でできる方法をご紹介しています。
注意事項
データ作成にお勧めの画像形式は、PSDになります。PNGやBMPは制作時のトラブルになりますので、お勧めできません。
-
メタリック印刷に最適
ベクター画像:.ai
ラスター画像:.psd
-
メタリック印刷に適さない
ベクター画像:.svg .eps
ラスター画像:.tiff .png .bmp .gif
1 画像をコピーし、前面にペーストします。

2 「リンク」パネルから、複製した画像を「画像を埋め込み」にします。

3 埋め込んだ画像を選択し、上部のメニューバーから「編集」→「カラーを編集」→「グレースケールに変換」をクリックします。

4 グレースケールに変換した画像を選択し、【塗り】にSilverを着色します。

5
2つの画像データの座標を合わせ、上に重なっているSilverの画像を選択。
「ウィンドウ」から「透明」を選び、「通常」→「乗算」に変更します。

画像がメタリック仕様になりました!
※この場合は画像全体がメタリック仕様となります。
注意事項
- 今商品に関して、オーバープリント設定は全て破棄されます。K100%オーバープリントも破棄されます。
データチェック対象外となりますので、データ作成時には十分にご注意ください。
※K100%をオーバープリントさせたり、メタリックにされたい場合は、必ず乗算の効果をご使用下さい。 - 乗算データとオーバープリント設定を併用しないでください。メタリックカラーは全て乗算機能で作成ください。
- データ内には、弊社既定のメタリックカラー以外の特色(PANTONEやDICやTOYOなど))を使用しないでください。
3.3. 特殊トナーでの乗算効果とノックアウト効果の使用。
CMYK+ 特殊トナーの印刷データを作成する際には、乗算効果とノックアウト効果を使い分けることが重要です。
<ノックアウト効果の作成>

ノックアウト効果を作成するには、オブジェクトを選択し、透明パネルからノックアウトグループを適用します。
【ウィンドウ】→【透明】→【グループの抜き】のボックスをチェックが入るまでクリックしてください。
注意
チェックボックスにチェックを入れるために、2回クリックする必要がある場合があります。
【グループの抜き】の仕組みには以下になります。
<ブレンド効果の作成>

ブレンド効果の作成には、オブジェクトを選択し、透明パネルから乗算を選択します。
【ウィンドウ】 → 【透明】 → 描画モードから【乗算】を選択します。
【乗算】の仕組みをご紹介します。
ブレンド効果を使用すると、2つ以上のオブジェクト間の色や形に沿って融合されたイメージを作成することができます。
その中で「乗算」は色と色のかけ算です。色の重なり感をきれいに表現したい時などに使用されます。
重ね合わせた部分の色が変化しました。
下レイヤー(緑色の円)と上レイヤー(赤色の円)を乗算で重ねたところ、円の重なった部分は黒色に近い色になりました。
このように乗算を使用して、複数の色を掛け合わせていくと黒に近い色に変化していきます。

デザインにゴールドを使用するお客様へ
お客様のデザインに鮮やかで光沢のあるゴールドを印刷するためには、ノックアウト効果の作成を強くお勧めします。