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展示会・イベントでブース集客と追客のための印刷物とノベルティ活用

展示会・イベント会場(東京ビッグサイト)

一度にたくさんの見込み客(リード)と出会える「展示会」。
お金・時間と大きな投資が必要な行事だからこそ、ぜひとも成功させたいものです。

近年はノベルティ商品と引き換えに、バーコードリーダーで顧客情報を読み取る方法での営業を活用している企業様がよく見受けられます。

バーコードリーダーを使った顧客情報収集は、手軽により多くの見込み客の情報を集める目的であれば有効です。

ただし対面で、商品説明や顧客ニーズをヒアリングして名刺交換いただいた、お客様の方が「商品・会社に対する興味が強い」傾向にあると言えます。
とは言っても、そのための展示会・イベントに必要なツールの下準備には、大変な労力が必要なもの。
中でも展示会・イベントの販促物のデザイン依頼や、印刷の手配などは何度か経験していても、モレやダブリがないか心配になることも…。

そこで今回は、展示会・イベントの「ブース集客」と「追客」で差をつける印刷物やノベルティ活用のポイントについてお話しします。

はじめに「展示会・イベントで集客力に差をつける印刷物の制作と活用のポイント」を営業フローに沿ってお話ししておりますので、他社の集客方法のフローが気になる方にもオススメの内容です。

また「単価が100円以下の人気の名入れノベルティ」や「展示会・イベントの集客・追客で役立つちょっとしたツールやテクニック」についてもお話ししておりますので、チェックしてみてください。

展示会・イベントで集客力に差をつける印刷物の制作と活用のポイント

展示会・イベントの「印刷物・ノベルティ」は、制作に時間と手間がかかるもの。
にも関わらず場合によっては、展示会・イベント当日に「もう少しわかりやすい内容にすれば良かった…」と気づいて、後悔することがあります。
そこでこちらでは、集客力を上げる印刷物の制作と活用のポイントについてお話しします。

展示会の販促物1. 「パネル・ポスター」

展示会・イベントのパネル・ポスター

展示会用のパネル・ポスターを利用する目的は、少し離れた場所の来場者の方にも「何のブースだろう」と興味付けすることと、「自社のブース」を見つけてもらいやすくすることです。
そんな展示会用パネル・ポスターで集客力を上げる制作と活用のポイントは、3つあります。

1. 展示会・イベントのパネル・ポスターのサイズはA1

展示会パネルの一般的なサイズはA1サイズ。594✕841mmが、一般的によく使われるます。
理由は遠くからでも見やすく、展示するときにも、邪魔にならないサイズだからです。

2. パネル・ポスターから「パンフレット」に誘導

パネルは「1商品につき1パネル」で制作します(他に経営ビジョンなど会社説明のパネルを別途、制作する企業様もいらっしゃいます)。
文字の情報は少な目に、直感で理解できるデザインとし、詳細な情報をパンフレットに記載して、お客様の関心をパンフレットへと誘導します。

3. パネルでなく、ポスターを制作して代用

せっかくパネルを制作しても、「次回以降の出展が未定」や「次回の展示会は今回とテーマが違う」などで、一度しか使われないケースがあります。
そんな場合はパネルではなく、格安のインクジェットポスターを制作して代用するケースもあります。
ただしポスターは、巻いて保管すると丸まってしまいますので、しっかりと伸ばしてご利用ください。

展示会のパネル・ポスター1枚(A1サイズなど)より承ります

展示会の販促物2.
「チラシ(既存顧客・ブース集客)」

展示会の集客に役立つチラシ。
展示会で準備するチラシには「既存の顧客用」と「ブース集客用」の2種類あり、それぞれの集客力を上げる制作と活用のポイントが異なります。

1. 既存客用のチラシ

展示会・イベントのチラシ
  • チラシの目的は、展示会に自社の既存客を招待すること
    (展示会を主催する企業で制作したチラシがあれば、フォロー情報を追加する)
  • チラシの内容は、パネル・ポスターと連動させて主力の商品情報を付加
  • チラシには会場地図の情報を明記して、自社ブースの場所をわかりやすくする

2. ブース集客用のチラシ

展示会・イベントのブース用チラシ

展示会の会場では、「来場客をブースに誘導すること」が大切。
このため来場客に向けた「ブースに来るメリット(オファー)が理解しやすいチラシ」が必要で、そのためには、まず営業フローを明確にして制作します。

たとえばあるメーカーが「新製品」チラシを配布してブースに集客しようとする場合の営業フローは、下記です。

  1. 新製品のチラシを配布してブースへ誘導
  2. ブース来場者にアンケート依頼
  3. アンケート回答者には「自社商品に利用できる金券」や「自社商品」をインセンティブとして回収率を上げる
  4. アンケートで顧客情報を収集
    (個人情報と、商品の関心レベルがチェックできる情報)
  5. 後日、見込み客(リード)の中で、見込みレベルの高い人から営業フォロー

上記のように営業フローは明確であればあるほど、集客・追客がしやすくなります。

なお、※アンケートを実施する際の具体的な方法は、こちらでご確認ください。

ただしチラシは、オフィス系のソフトで作成すると「イラスト素材の不足」や、デザイン会社に依頼すると「時間と費用感」がネックになる場合も…。
ソフトがなくても簡単に無料でチラシを作成いただけるツールもご案内しておりますので、よろしければ、下記をご参考になさってください。

展示会に使えるチラシの無料デザインテンプレート(ソフトがなくても簡単に作成できます)

展示会の販促物3.
「自社の商品券」

アンケート回答のお礼や、ノベルティとして配る「自社の金券(商品券)」。
金券は実質的な値引きですが「展示会の特典」のため、特例での値引き扱いとなり、値引きが習慣化することでの値崩れを起こしにくいメリットがあります。

ただし配布する金券を、会社の白黒のプリンターで印刷したような場合は、ブランドイメージが低下することも…。
「価値がある商品の金券」と相手に認識してもらえるように「プレミアム感を演出」して、金券で集客力を上げる制作と活用のポイントは、下記の3つです。

  1. クオリティを上げるため、ナンバリングや偽造防止箔線などの加工を行って高級感を出す
  2. 使用出来るケースを裏書きする(例:期限や対象の商品・対象の地域など)
  3. 専用封筒に入れて高級感を出す

ただし実際に金券を配布するときは、税や法的な届け出への配慮が必要です
展示会の金券・商品券の注意点と無料デザインテンプレート(ソフトがなくても簡単に作成できます)

展示会の販促物4.
「パンフレット」

総合パンフレットのデザイン

パンフレットの配布目的は、「ブースでの商品説明」と「お客様に持ち帰って検討していただくこと」。
この目的に配慮したうえで、展示会・イベントのパンフレットで集客力を上げる制作と活用のポイントは、下記の2つです。

1. 全商品が記載されたパンフレットが古くなっている場合は、できればリニューアルする

全商品が記載されたパンフレットは、作成して2~3年もすれば、主力商品のモデルチェンジや価格変更など、商品ラインナップに変化が出て来ます。
変化には商品ごとのパンフレットの制作や訂正シールなどでも対応は出来ますが、古い情報が残ったままのパンフレットは、メンテナンスに手間がかかることも…。
このため時間・予算が許すのであれば、展示会・イベントへの出展を機に、パンフレットをリニューアルされてはいかがでしょうか?
パンフレット配布が多い展示会・イベントこそ、リニューアルに丁度よいタイミングではないでしょうか?

2. 主力商品は単体のパンフレットを作成する

商品パンフレットのデザイン

全商品が記載されたパンフレットのリニューアルに関わらず、主力商品の扱いは要注意です。
主力商品は、全商品が記載されたパンフレットとあわせて、個別の商品パンフレットを制作した方がよい場合があるからです。

全商品が記載された「キレイなパンフレット」は、はじめてお会いするお客様に、会社と取扱の商品を説明するときは、ブランディング効果を発揮します。
ただしユーザーが実際の商品を検討する段階では、「個別商品の情報量が少ない」「ページ数が多く必要な情報が埋もれる」「持ち運びが不便」などの理由で破棄されることも…。

対する個別の商品パンフレットは、必要な情報だけがコンパクトにまとめられており、検討する際も手もとに置きやすくコンパクト。
このため主力商品に関しては、個別の商品パンフレットを制作されることがオススメです。
形式はチラシや3つ折りの印刷物でもよいですが、見栄えが良くリーズナブルな「A3サイズの2つ折パンフレット」が人気です。

展示会のパンフレット(A3両面カラー)無料テンプレートも多数ご用意

展示会の販促物5.
「名刺」

展示会は規模により、1,000枚近くの会社名刺を準備される企業様もいらっしゃいます。
展示会で配る名刺で集客力を上げる制作と活用のポイントは、以下の2つです。

1. 名刺の枚数

ビジネス名刺のデザイン
ビジネス名刺の裏デザイン

商談のチャンスを逃さないために、十分な枚数を準備しておきましょう。

ビジネス名刺の無料デザインテンプレート(ソフトがなくても簡単に作成できます)

2.「展示会専用の名刺」も検討

展示会用のビジネス名刺のデザイン
展示会用のビジネス名刺の裏デザイン

一般的な名刺には、本人の紹介と会社(事業)紹介が書かれています。
ただし「ノベルティ」「パンフレット」「チラシ」「名刺」…など数ある展示会の配布物の中でも単価が安く、保存性も高い名刺。
格安な名刺だからこそ、「展示会の主力商品」の専用名刺を制作されては如何しょうか?

展示会では、多くの人と名刺交換するため、一人ひとりの印象が薄くなりがちです。
このため主力展示商品が印刷されている名刺は記憶に残りやすく、名刺はスキャンしてデータとして整理されやすいことから、探されやすいメリットも。
通常の会社名刺にあわせて「展示会の主力商品の専用名刺」をプラスして制作されることをオススメいたします!

展示会にも使える名刺の無料デザインテンプレート(ソフトがなくても簡単に作成できます)

単価100円以下!集客と追客に活用できる人気の名入れノベルティ

配布用の名入れノベルティ。展示会の集客に必須のアイテムです。
展示会・イベントのノベルティは、いわゆる「バラマキ配布」が多く、リーズナブル価格のものが好まれるため100円以下の人気の名入れノベルティをご紹介いたします。

名入れノベルティ1.
「紙うちわ」

展示会・イベントの販促うちわ表
展示会・イベントの販促うちわ裏

展示会は季節にもよりますが、人が多い会場では熱気に満ちていて暑く感じることがあります。
このため展示会の入り口で配布するウチワは、暑気払いにとても重宝するもの。
入り口で配布する紙うちわに、社名・展示商品・ブースの場所を印刷することで、展示会の入り口からブースへの誘導にも役立ちます。

展示会配布用の紙うちわの無料デザインテンプレート(ソフトがなくても簡単に作成できます)

名入れノベルティ2.
「トートバッグ」

展示会・イベントの販促トートバッグ

展示会では多くのブースを回るほど、資料で手一杯になるもの。
そんなとき、トートバッグがあれば、資料をまとめて入れることが出来て、さらに資料が破棄される可能性も下がります。

※@90円程度から「トートバッグ ノベルティ」で検索した、外部の専門サイトを参考に記載(令和元年6月時点)

名入れノベルティ3.
「日本製の名入れペン」

展示会・イベントのノベルティ用名入れペンデザイン
展示会・イベントのノベルティ名入れペンデザイン例裏

名入れノベルティの中でも、名入れペンはオフィスで使われる時間が長いことから、リマインダー効果が高いもの。
とくに名入れペンの中でもインク持ちが良く、長持ちで名入れの宣伝効果が長続きする、日本製のものがオススメです。
写真のようなQRコード付きの台紙で「自社ホームページ」「SNS」などに簡単に誘導することで、リマインダー効果がさらにアップします。

そのほかの「展示会のノベルティに人気の「台紙付き名入れペン(1,000本で@95円)の事例」」もご確認ください。

名入れノベルティ4.
「スマホリング」

展示会・イベントノベルティ用のスマホリング

最近、人気のスマホリング。
スマホスタンドにしてハンズフリーでも、手にとってグリップにして使うことも出来ます。

※@100円程度から「スマホリング ノベルティ」で検索した、外部の専門サイトを参考に記載(令和元年6月時点)

名入れノベルティ5.
「マグネットステッカー」

展示会・イベントノベルティのマグネットステッカー

冷蔵庫に貼って使うことで、お馴染みの販促用マグネットステッカー。
オフィスでもスチール製の机などで使用されるため、リマインダー効果が高く、ビジネスのノベルティにも向いています。

とくに会社のキャラクターやロゴをかたどったマグネットは、ヘビーユーザー向けのプレミアムなノベルティにぴったりです。
さまざまな形のマグネットが作成できることから、印象に残るノベルティを作ることができます。

展示会のノベルティマグネットステッカーの詳細はこちら

展示会・イベントの集客・追客で役立つ、ちょっとしたツールやテクニック

展示会の販促物・ノベルティについては、以上です。
ここからは集客・クロージングでのちょっとしたツールやテクニックについてご紹介いたします。

モニターを活用

モニター活用例

展示会では、ブースへの声がけによる来場者の集客が大切ですが、当日の参加メンバー全員が「通行客への声がけ」が得意とは限りません。
このためメイン商品の特徴や、メリットなどを説明しているPV(プロモーションビデオ=動画)を撮影して、ブースで映像を流すことで集客のフォローアップができます。

PVには氏名・肩書を入れるなどの文字を追加する編集が必要ですが、スマホで簡単に動画は撮影出来ます。
(モニターの音声禁止の会場も稀にありますので、こちらは事前に確認してください)
一度、検討されてもよいかもしれませんね。

セミナーに登壇

展示会・イベントのセミナー画像

展示会ブース以外の別会場ですが、セミナーもあわせて開催できる場合があります。

セミナーというとハードルが高いと思われがちですが、「提案営業」が得意な人にとって自分の得意な時事テーマなどでの登壇は、それほど難しくないのではないでしょうか?

セミナーで登壇者のファンになってもらった上で自社ブースへ誘導すれば、熱い見込み客(リード)になってもらいやすい傾向があり、登壇アレルギーがなければ、オススメの集客法といえます。

ノベルティ付きアンケート

アンケートとヒアリング

定番ですが、アンケートは顧客情報の収集に役立ちます。
アンケート設計の差がつく小技として、「相手の困っていること・悩み」などのヒアリングする項目を入れることがあります。
たとえば印刷会社のアンケートの場合、「印刷会社へ依頼するとき、困っていることはありますか?」
という質問を入れておけば、フォロー営業するとき「次回にどんな営業アクションを起こすべきか?」のヒントになるので、オススメです。

如何でしたか?
展示会・イベントへの出展といっても、会社によって手法はさまざまです。
ただし、他社の方法でも成果が出そうなものや、やったことはないけれどやってみたいことは、チャレンジされてみても面白いかもしれません。
貴社の展示会・イベントに出展されるときのご参考になれば幸いです。