ポスティングや新聞折込だけじゃない
不動産のチラシや住宅販売のチラシ、エステサロンのチラシや学習塾のチラシなど、みなさんは印刷したチラシをどのような方法で配布していますか?広告宣伝のポイントを押さえたチラシや見た目がおしゃれなチラシだからといって、必ずしも反響が上がるわけではありません。チラシの作り方やその内容も大切ですが、いつどこで、誰にチラシを見ていただくかによって、その反響は大きく変わります。
誤解を恐れずにいうならば、チラシの主な目的は集客と販促です。人を集めたいのか?それとも商品やサービスをPRしたいのか?基本的にはこの2つに絞られます。チラシが完成したことで満足してしまいがちですが、チラシを作成することと同じかそれ以上に、チラシを使った集客活動や販売促進は極めて重要です。
ここではチラシの反響を呼ぶ集客法(販促の方法)について、3つのコツをご紹介いたします。
近々チラシを作るご予定の方、これからチラシをデザインする方、印刷したチラシが棚の奥に眠っている方は、 ぜひご参考にしていただければうれしく思います。
仕事のお昼休み、コンビニエンスストアにお弁当を買いに行くことになりました。お昼の休憩は1時間。みなさんは徒歩5分のコンビニに行きますか?それとも歩いて15分のコンビニに行きますか?もちろん近くのコンビニに行きますよね?品揃えが少なくても、お弁当の値段がほんの少し割高であっても近くのコンビニを利用するという方は必ずいらっしゃいます。
ではピアノ教室の場合はどうでしょうか。自宅から自転車で通える教室と車で片道20分かかる教室があったとします。先生の評判はどちらも同じくらいだとしたら?やはり自転車で通える教室を選択するご両親やお子様が多いことは想像に難くないでしょう。
上記のことから、まずすべきは「近く」のお客様へのアプローチが最優先となります。遠方のお客様へのアプローチは、近隣住民や最寄りの公共交通機関を
利用する皆様にしっかりとアプローチしてから行いましょう。プロモーションのエリアを広げるよりも、近くの地域でチラシの配布回数や設置場所を増やしたほうが反響が得られることも十分に考えられます。
世の中にはあなたが作ったチラシに掲載されている情報を欲しがっている人が必ずいます。つまり「チラシの反響が上がる=そのような人の手に渡る確率が高い」ということ。ピアノ教室を探している人にとって、ピアノ教室の生徒さん募集チラシは「へぇ〜家の近所にピアノ教室がオープンしたのかぁ。」と関心を持っていただけます。要はどれだけピアノ教室に興味がある方にチラシを手渡すことができるか?「誰に」が大きなポイントとなります。
もちろんキャッチコピーや見た目のわかりやすさ、内容も大いに関係しますが、必要としている人に手渡すことができればキャッチコピーが今一つでも、多少わかりにくい内容であっても必然的に反応は上がります。不明な点があれば電話でお問い合わせをいただけるでしょうし、場合によっては見学や来店に直結することも珍しくありません。
もう一つ大切なポイントとして「タイミング」があります。わかりやすい例は学習塾です。年間を通していつでも入塾することは可能ですが、卒業シーズンや夏休みなどは学力アップにうってつけの時期ということもあって、入塾や夏期講習の需要が高まることはいうまでもありません。学習塾のチラシを配るのであれば、それよりも少し前がベストかもしれませんね。
チラシの活用法は大きく分けて3つあります。1つ目は「配る」。街頭で配る、会場の入口で配る、個人宅に配る(ポスティングする)もこれに含まれます。2つ目は「貼る」。店頭に貼る、掲示板に貼る、待合室に貼るなどがあります。3つ目は「置く」。チラシスタンドや店頭に置く、マンションの入口に設置するなどがあります。ピアノ教室のチラシを例にとって、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
例)ピアノ教室の生徒さん募集チラシの場合