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A4サイズの用紙を折らずに送る場合は「角2」、三つ折りして送る場合は「長3」が一般的な封筒サイズです。ちなみに「角2」の封筒は定形外郵便、「長3」の封筒は定形郵便として送ることができます。
※郵便料金の詳しい金額は郵便局ホームページにてご確認ください。

書類を送るシーンで斉田が真っ先に思い浮かぶのは、就職活動をする際に用意する履歴書を企業に送付するとき。ですが、以前の履歴書はB5サイズが一般的であったのに、最近はA4サイズが一般的なことを知り、驚きを隠しきれません。

そんな書類を送付に使う「封筒」は、ご存知のように履歴書だけでなく、契約書やお見積もり書といったビジネスシーンや、プライベートでは結婚式などの招待状を送る際に必要な存在です。

封筒は「角2」や「長3」といったサイズで展開されており、通常の紙のサイズを表す「A4」や「B5」といった規格と異なりますよね。
規格が違うことからどの封筒にどのサイズの書類が対応しているか、そもそも角2や長3といったサイズはどのくらいの大きさであるのかわかりにくく、買い間違えてしまうことも・・・。

そこで今回の記事では、封筒の種類とサイズについて、封入できる用紙の大きさを紹介しながら説明していきます。
送る用途に合わせた封筒を選びたい方は必見ですよ!

サイズの名前と封筒の種類

封筒のサイズを紹介するにあたり、まずは封筒の名前について説明していきます。
冒頭でもご紹介した「角2」や「長3」は、それぞれ「角形2号」と「長形3号」という「封筒の種類+号数(サイズ)」が正式名称です。

封筒の種類はおおまかに分類すると「角形(かくがた)」、「長形(なががた)」、「洋形(ようがた)」の3種類の形が存在しています。
それぞれの特徴は以下になります。

  • 角形・・・短辺側に封入口があり、長辺の長さが短辺の2倍より短い封筒。書類を折らずに入れられる封筒です。
  • 長形・・・長辺が短辺の2倍以上の長さがある封筒。折りたたんだ書類が入るサイズです。
  • 洋形・・・長辺側に封入口がある封筒。結婚式などの招待状の送付に使われています。
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ちなみに「角形」と「長形」は和封筒、「洋形」は洋封筒とも呼ばれています。

封筒のサイズ

特徴を説明したところで、種類ごとに詳しいサイズを紹介します。
すべての封筒サイズをご説明するのは難しいので、今回は「JIS規格」サイズのみをまとめました。

角形の封筒サイズ

種類サイズ(mm)対応する書類の大きさ
角形0号287×382B4
角形2号240×332A4判書籍雑誌
角形3号216×277B5/B5判書籍雑誌
角形4号197×267B5
角形5号190×240A5判書籍雑誌
角形6号162×229A5、A4二つ折り/A5判書籍雑誌/新書判/写真八つ切り
角形7号142×205B6、B5二つ折り/文庫本
角形8号119×197A6、文庫本等
角形20号229×324A4サイズぴったり
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角形は、号数が小さい数字ほど封筒のサイズが大きくなります。

長形の封筒サイズ

種類サイズ(mm)対応する書類の大きさ
長形2号119×277A4横三つ折り/B5縦ニつ折り
長形3号120×235A4横三つ折り
長形4号90×205B5横三つ折り/四つ折り
長形6号110×220A4横三つ折りサイズぴったり
長形40号90×225A4横四つ折り
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封入口の向きによっては「洋長3」や「長3横」といった封筒もあります!

洋形の封筒サイズ

種類サイズ(mm)対応する書類の大きさ
洋形1号176×120結婚式の招待状等
洋形2号162×114式典等の招待状等
洋形4号235×105A4横二つ折り
洋形6号190×98A5縦二つ折り

角2・長3封筒とA4サイズの比較

それぞれの封筒のサイズがわかったところで、A4サイズを送る際に使う角2と長3封筒サイズを、実際のA4サイズ書類と比較してみましょう。

まずは角2封筒ですが、A4サイズの書類と比較すると縦・横どちらも余裕があります。
何枚入るか試したところ200枚ほど入れることができました。
書類200枚を重ねた厚みは約2cm。
つまり、A4サイズのものであれば、角2封筒には2cmの厚みまで入れることが可能です。

次に長3封筒を比較します。

長3封筒は三つ折りのA4サイズを入れても余裕があるサイズ。
約30枚の書類を入れることができました。
これだけ入れて1cmほどの厚みとなります。

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一般的な書類で使われているコピー用紙は、メーカーによって厚みが前後するので、入れることができる紙の枚数は目安としてお使いください!

郵送料金と定形外郵便の規格内、規格外?

ところで、みなさまは封筒の郵便料金がどんなルールで決められているかご存知ですか?
「封筒サイズが定形か定形外のどちらのサイズであるかと、あわせて重さで決まるのでは?」と思っている方は、少し惜しいところ。
定形の区分はその通りなのですが、定形外は重さが同じでも、郵送料金が異なる場合があります。
そこでせっかくなので簡単にではありますが郵便区分と基準について説明していきます。

定形サイズ

縦23.5cm×横12cm×厚さ1cm以内。
つまり、長3・4・6・40、角8、洋1・2・4・6の9種類の封筒が定形サイズです。

このサイズの郵便物を送る際は、25g以内であれば82円、50g以内であれば92円。
50gを超えた場合は定形外郵便扱いとなります。

定形外サイズ(規格内)

縦34cm×横25cm×厚さ3cm以内。
かつ、重さが1kg以内の郵便物は定形外郵便の規格内として扱われます。
封筒では角2〜7・20、長2の8種類が当てはまります。

重さによって120円〜570円で郵送することができるのがこのサイズです。

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定形サイズの封筒で重さが50g以上となってしまったものも、この定形外サイズの規格内の切手料金が必要となります。

定形外サイズ(規格外)

大きさが縦+横+厚さ=90cm以内(縦60cm以内)で4kg以内のもの。
このサイズのものが定形外郵便の規格外として送ることができる封筒です。
定形外の規格外は重さによって200円〜1,330円の郵便料金が必要となります。

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ちなみに、2kg以上4kg未満の定形外郵便であれば、ゆうパックで送るほうが安くなります。

オリジナルの封筒を注文する際には

封筒サイズや郵便料金を説明しましたが、封筒は送るものを梱包するだけでなく名刺のような「自己紹介」や「イメージアップさせる」役割もあります。
たとえば、企業であれば「社名入りの封筒を作成する」といったケースがよくありますよね。
そこで、ネット印刷で社名入り封筒を作成する際の選ぶポイントを紹介していきます。

まず封筒に社名を入れる場合、基本的には印刷会社で注文できる封筒は2種類です。

  1. 完成している封筒に社名を印刷するタイプ(既成封筒)
  2. 先に印刷してから封筒の形に仕上げるタイプ(オリジナル封筒)

それぞれの特徴は以下のとおりです。

完成している封筒に社名を印刷するタイプ(既成封筒)

  • 比較的安価だがデザインできる範囲が決まっている
  • デザインに使用できる色数に限りがある印刷会社が多い
  • すでに完成した封筒に印刷するため、用紙が重なっている部分は印刷ムラが起きる

先に印刷してから封筒の形に仕上げるタイプ(オリジナル封筒)

  • 費用はかかるが完全オリジナルのデザインで封筒を作ることができる
  • フルカラーでデザインできる
  • フチまでといった広範囲の印刷もきれいにできる
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また、せっかく社名入り封筒を作成するのであれば、両面テープやそのまま蓋を閉じるだけで封ができるアドヘア糊つきタイプにすると、封入作業が楽になるのでオススメです!注意点としては、長期保存する封筒には向かなくなるので、両面テープやアドヘア糊の使用期限内(約3〜6ヶ月)で使い切れるくらいの枚数で注文しましょう。

まとめ

A4サイズの書類を送る封筒だけでも、実は4種類も合うサイズがあるなんて驚かれた方もいるのではないでしょうか。
書類サイズに合わせた封筒サイズを選ぶ際だけでなく、封筒の実物はあるけどもサイズがわからない!といった場合にも、ぜひこちらの記事を思い出していただければ幸いです。

ちなみに、社名入り封筒の作成を検討中の方は、こちらでオリジナル封筒を作成できます♪
完成している封筒に社名を印刷するタイプ・・・既成封筒印刷
先に印刷してから封筒の形に仕上げるタイプ・・・オリジナル封筒印刷

データ作成が簡単なテンプレートもご用意しているので、ぜひご利用ください!